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そして、歴史に名を刻んだ! [MotoGP]

「Hiro! Hiro! Hiro〜!!!」

スペイン バレンシア 観衆からの熱いエール。
2009年11月8日、全日本時代からずーっと応援してきた青山博一選手が最後のGP250王者に輝いた。

ポイント差21 ランキング2位のシモンチェリは優勝するしか逆転Vの可能性はない。
11位以上でフィニッシュすれば自力でチャンピオンを獲得することができる。

いつも通り・・・


兄ちゃん(青山博一選手)はいつも通りpushした。
そして、この1年を戦ったシモンチェリ、バルベラ、バウティスタを交えてトップ争いを繰り広げた。
自らの手で勝ちを狙いにいっていた。
しかし、年間王者の道はそう容易くはない。
10ラップ目1コーナーでコースアウト、グラベルに飛び出す。
「転ばないで!転ばなければまだ先はある!」祈る思い・・・。
転倒は免れ、コースに復帰するも、ギリギリの11位。

この後の17Lapが本当に長かった・・・。 兄ちゃんを応援している人はみんなそうだったろう。
クレバーな兄ちゃんのことだから、前後の状況を確認しながら走っているだろうと想像しながらも、
やっぱりね、レースは何があるか解らない。
まぁ、そこがレースの面白いところでもあるんだけど。

正座したまま両手を握り、「お願い、お願い・・・」と呟きながら画面に釘付けになる。
そして、21Lap目、思わぬ展開で年間タイトルに向けた戦いは終止符を打つ。
ライバル・シモンチェリが転倒したのだ。
兄ちゃんを応援している私としては「やった〜!」と思う反面、同じくらい残念な気持ちでもあった。
計り知れないプレッシャーを受けて彼も走り続けていたのだろう。
熾烈なバトル、しかもとてもクリーンなバトルを繰り広げてきたライバルに心から拍手を贈りたい。

そして、最終27ラップ目。
「あと少し、あともう少し・・・」
とにかく無事にチェッカーフラッグを受けて欲しかった。
日の丸を掲げて、ウィニングランをする姿を見たかった。
フィニッシュラインを通過し、兄ちゃんのガッツポーズ!
「やったぁ〜〜〜!!!これで終わった・・・」

スタッフの喜びの笑顔。
プーチさんからの無言の祝福。
そして、パルクフェルメでのシャンパンファイト。
兄ちゃんの笑顔に感動した。
爽やかで貫禄さえ感じられる、当に戦い抜いた男の笑顔だった。

「Hiro! Hiro! Hiro〜!!!」
王者を讃える観衆からのエール。
何だか感極まって涙でてきた。
これまでの兄ちゃんの道のりを思うと尚更ね・・・。

スカラシップを終えた2005年のシーズン終了後、これまで育ってきたHONDAに彼が残る場所はなかった。
そして、HONDAを出た・・・ それは二度とワークスには戻れないことを意味していた。
KTMでの3年間、新しいチームでマシンの開発を伴いながらの参戦。
新鋭のチームに4勝をもたらしつつも、マシントラブルが多かったのも事実。
2009年でのリベンジを期待した矢先のKTMの撤退。
力のあるライダーがシートを失う・・・ あってなるものか!!
多くの人たちの働きかけでシートは確保できたものの、スペアマシンのない厳しいチーム状況。
逆境をバネに戦った兄ちゃんの軌跡。本当にすごいよ。
ここまでの歩みは時間がかかったかもしれないけど、経験をしっかり自分の力にしてきたんだろうな。

GP250のチャンピオンに拘り続け、遂に悲願を達成した兄ちゃん。
歴史に名を刻んだ兄ちゃん。
そして、最後の王者。
これまで見せてくれた兄ちゃん走りは私の憧れ・・・。

My HERO is Hiro〜!!

とにかく、とにかく・・・ おめでと〜っっっ!!!


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